

6月になると梅雨入りする地域も多く、湿気と雨の日が多くなります。
栽培を成功させるためのポイントは、植える野菜の品種選びと苗の植え付け方の2点です。
この記事では初心者でも比較的成功しやすい、6月に植える夏野菜を紹介します。
6月に植える野菜9選
6月に植える野菜を9つご紹介します。
枝豆・大豆 | オクラ | きゅうり | 空心菜 | 小松菜 | ルッコラ | 大葉 | トウモロコシ | ニガウリ (ゴーヤ) |
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科 | マメ科 | アオイ科 | ウリ科 | ヒルガオ科 | アブラナ科 | アブラナ科 | シソ科 | イネ科 | ウリ科 | |
難易度 | ★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★★ | |
植える 時期 |
種 | 6月上旬まで | 6月 | 6月上旬 | 5月~6月 | 6月 | 6月 | 4~6月 | 6月 | 6月上旬まで |
苗 | 6月 | 6月 | 6月 | 6月 | ||||||
輪作年限* | 3~4年 | 1年 | 2~3年 | 1~2年 | 2~3年 | 1年 | 1年 | 2~3年 |
*輪作年限とは、栽培する野菜の場所を変える(「輪作」)サイクルのことです。
同じ場所で同じ種類の野菜を連続で栽培していると、生育が悪くなり、病害虫の発生につながる「連作障害」を起こします。
この連作障害を防ぐために、輪作が必要なのです。
枝豆・大豆
枝豆と大豆は同じ植物で、収穫時期が異なります。
早いうちに収穫するのが枝豆、完全に枯れてから収穫するのが大豆です。
大豆は痩せた土地を好み、肥料も不要なので土づくりが出来ていない畑でも栽培しやすい野菜です。
実がなるためには多くの水分を必要とするため、もともと田んぼだった水分が多い場所や粘土質な畑でも栽培しやすいです。
オクラ
オクラは栽培が容易なので家庭菜園の代表格の野菜です。
オクラは丈夫な野菜なので、元肥だけでも十分生育します。
苗から育てるときは、株分けせずにポット苗をそのまま植え付けます。
根鉢を崩すと枯れてしまうので、移植するときには注意しましょう。
きゅうり
きゅうりは成長が早いのでこまめな手入れが必要な野菜です。
また、病害になりやすいため、葉の表面が変色したら他の葉に病気がうつる前にすぐに取り除きます。
初心者が家庭菜園できゅうりに挑戦する場合、病気に強い品種を選ぶようにしましょう。
↓こちらの品種は初心者でも育てやすい病気に強い品種です↓
小松菜
小松菜は生育が早く、1か月程度で収穫ができ、失敗も少ないので家庭菜園初心者でもおすすめの野菜の1つです。
3~4日程度で発芽するので、発芽したら3cm感覚になるよう間引いていきます。
夏場に育てる場合は、害虫がつきやすいため防虫ネットを種まき直後の早いタイミングで設置します。
ルッコラ
ルッコラは地中海沿岸部が原産のハーブの1つです。
日当たりのいい場所が栽培に適している反面、強すぎる日差しは葉を硬化させ、苦みを増してしまいます。
ルッコラはプランター、鉢、地植えなどさまざまな方法で栽培することができます。
強すぎる日差しを避けて移動することができるため、プランターが最も栽培しやすい方法です。
大葉
大葉(シソ)はやせた土でも育つため栽培が簡単で、こぼれ種で発芽もしやすい野菜です。
日当たりを好む反面、日が強すぎると葉が固くなってしまいます。
半日陰のような場所で育てるのが良いとされています。
プランターでも生育が簡単ですが、日当たりが悪いベランダでは元気がなくなってしまうので注意しましょう。
トウモロコシ
トウモロコシは甘くて大好きなお子さんも多いはず。
実は、プランターでも栽培ができるので、家庭菜園には向いていて夏場には大活躍する野菜です。
6月は温度が高いので、初期でもぐんぐんと旺盛に生育します。
こまめな水やりをおこない、乾燥には十分注意しましょう。特に開花したら十分な水やりをおこないます。
水分が不足すると、穂が十分大きくならなかったり、糖度不足につながってしまいます。
ニガウリ(ゴーヤ)
ゴーヤは南国の野菜なので高温になる6月が植え付けに最適です。
ゴーヤの苗は植えたばかりの頃は、土に活着するまでに時間を要します。
植え付けから1週間程度は水を十分に与え、根が乾燥しないようにしましょう。
空心菜
クウシンサイは中華料理でおなじみの食感の良い野菜です。「エンサイ」、「エンツァイ」とも呼ばれます。
高温多湿の環境でも栽培しやすい野菜なので、葉物が収穫しづらい夏場には重宝する葉物野菜です。
空心菜は水辺で自生していた植物のため、湿った土を好みます。
マルチなどのビニールフィルムをかけ、稲わら・草などを畝(うね)に敷き詰め、土が乾燥しないように注意しましょう。
プランダーの栽培も同様で、土の乾燥に注意が必要です。
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